ノートパソコンで参考資料を表示させながら書類を作っているときに「画面がもう少し大きかったら…」と誰しもが一度は思ったことがあるはずです。
私も自宅のPCはデュアルディスプレイで使っており、とても便利だと思っています。
出先でもこの環境が使えないものかと、今更ですが調べてみました。
有料・無料あるけれど
無料版として検索すると、下記のアプリが見つかると思います。
しかし、完全無料ではなく、有料版に機能制限をつけたものです。
- GoodDual Display 無料トライアル版 時間制限10分 USB接続
有料版は120円
アプリのレビューをみるとそれほど評価が高くありません。
遅延による低評価があるみたいです。ipadで資料を表示させるだけならいけるかも。 - WiDisplay wifi接続 広告表示あり無料版
有料版は480円
Wifi接続のため遅延あり。これは仕方がないと思います。
Windows版は起動しなくなるなどのレビューが多かったです。 このアプリはMacのディスプレイを他のPCのディスプレイとして利用することができるようです。
また、デスクトップの録画機能付きです。 - Yam Display 無料トライアル版 広告表示あり、時間制限7分。
有料版 960円(USB接続用)
Wifi接続用 YamAirは480円
USB接続なら60FPS、Wifi接続は30FPSで表示可能。
このアプリが無料版の中では一番評価が高かったです。
値段はそれなりにかかりますが、まずは無料お試しして、気に入ったら購入すれば良いと思います。
有料版の種類
- Duet display
1200円 USB接続
有料版の中でも評価が高いです。反応速度に重点を置いているらしく、USB接続のみです。
ほかにpro版(課金機能)もあります。
pro版になるとApple pencilが使えるようになります。
しかし、使用するPCのスペックにより、カクつきが発生する場合があります。 - Astropad
3600円 USB、Wifi両方
DuetdisplayではApplepencilを使った際に、表示に遅延が発生しますが、こちらは遅延が少なくなっています。
その代わりに画面の拡張ではなくミラーリング(PCの画面をそのままiPadに表示)だけになります。
Paintアプリでちょっと絵を描くときには便利かもしれません。 - Luna display
1万円程 USB、HDMIドングル使用
こちらはPCにUSB(もしくはHDMI)の専用端子を接続して使うタイプのものです。
ワイヤレス接続にしては遅延が少なく、使いごごちが良いものです。
ただし、Apple pencilの筆圧感知には対応していません。
筆圧感知を使いたい場合は、Luna displayのアプリではなく、astropadのアプリを使用することで使えるようです。
どれがいいのか
無料版なら「Yam Display」です。
ワイヤレスでの遅延が有りますが、無料版はUSB接続しか使えません。
しかし、2画面で作業したい状況で、わざわざワイヤレスで繋ぐ必要性を感じないため、USB接続の無料版が良いと思います。(あくまでも個人の意見ですが)
お金を払ってでもワイヤレスで使いたいのであれば、LunaDisplayとAstroPadの組み合わせが最高だと思います。
2つとも購入する必要があるので、ちょっとしたモニターなら買える金額になってしまいますが、レビュー等から推測すると、遅延も少なく、ApplePencilの筆圧感知も十分機能し、しかもワイヤレス。
値段に見合う価値があると思います。
追記:2019.05.14
Appleの新製品情報を提供しているサイト「9to5Mac」
に次期macOSに追加されそうな機能の紹介がありました。
その機能は標準でiPadをデュアルディスプレイ化するものです。
「9to5Mac」の記事によると、この機能は「Sidecar」と呼ばれる機能で、Apple pencil対応のiPadなら、書き込みをすることもできそうです。
正式な発表はまだですが、この機能が追加されれば、気軽にデュアルディスプレイが使えるようになるので、期待してます!